モルタル洗い出し仕上げ
洗い出し仕上げとは
洗い出し仕上げとは、モルタルに玉石や砂利など骨材を入れて塗り、固まる前に表面を洗い、玉石や砂利の頭部分を露出させる方法。
その名の通り、洗い出して仕上げる方法であり、古くから行われている伝統的な左官仕上げ工法です。
住宅の玄関アプローチなどの土間、階段、犬走り、様々な部位の仕上げとして豊かな表情を演出します。
洗い出し仕上げは滑りにくい
洗い出し仕上げは、意匠性だけでなく機能性も兼ね備えています。
洗い出しは、表面を洗い出し骨材の頭部分だけを露出させるので、凹凸のある仕上げとなります。
フラットな仕上げの場合、雨が降ると床面と靴との間に雨水が入り込んで滑りやすくなりますが、凹凸のある仕上げは滑り止めとして効果的です。
とくに高齢者や子どものいる家庭などは、安全性を確保するうえで有利な方法でしょう。
洗い出し仕上げのメリット
①コンクリートに表情が出る
コテでコンクリートを均し仕上げる手法は、無機質な仕上がりになりがちだが、
洗い出し仕上げをすることで砂利の形やカラーが表面に現れるため、印象が大きく変わります。
②さまざまなテイストの外構にマッチする
昔は黒の玉砂利を表面に見せ和の雰囲気を作るために適した手法でしたが
最近はカラーや砂利の形が豊富で、洋風やモダンな住宅にもマッチする仕上げ方法です。
③タイヤ痕が目立ちにくい
綺麗に仕上げられたコンクリートは、バイクや車などのタイヤ痕がすぐについてしまいますが
洗い出し仕上げは表面に砂利が出ているため、タイヤ痕が目立ちません。
洗い出し仕上げのデメリット
①汚れが溜まりやすい
面に砂利が出ている分、凹凸部分に汚れが溜まってしまいがちです。
凹凸部分は汚れが落ちにくく、お手入れに少し手間がかかります。
②施工が難しい
洗い出し仕上げはコテ仕上げのコンクリートに比べて施工が難しいです。
施工技術がイマイチだと砂利が美しく見せられないであったり、逆に砂利が出すぎてしまいます。
③砂利が取れることがある
洗い出し仕上げは施工の質が悪いと、砂利が取れてしまう可能性があります。
お掃除をするときは、ブラシやスポンジなどで優しくこすり水で洗い流すようにしましょう。
まとめ
洗い出し仕上げは和のイメージがあるかもしれませんが、最近はカラーバリエーション豊富で選ぶのも楽しいですし、扱いもとっても楽です。
タイルを貼るよりはリーズナブルに済むこともございます。
ぜひ選択肢の一つに加えてみてください
洗い流し施工に関しましては↓
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